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2017年10月13日
【コラム】企業スポーツの歴史と変遷

今回のコラムでは、過去から現在までの日本のスポーツの歴史と変遷を、
日本のスポーツ発展に大きな役割を果たしている
企業スポーツを中心にまとめていきたいと思います。

以下、小林秀一先生の論文「企業スポーツの現状と求められる役割についての一考察」
という論文をわかりやすいようにまとめさせていただき、作成しています。

 

 

近代スポーツの伝来

明治初期に外来文化として西洋から移入された近代スポーツは、
学校運動部を中心に発展してきました。
実はまだ近代スポーツが日本に伝来してから150年余りしか経っていないのです。

その当時、企業で奨励されていたのは職場における人間関係の和や
従業員の健康管理と福利厚生といった、
レクレーションを目的とした自分たちが行うスポーツでした。

 

大正・昭和の企業スポーツ

大正初期、日本は第一次世界大戦による好景気から、
日本の企業では職場や地域ごとに競技大会を行い、競い合うようになりました。

多くの従業員を持つ企業は、企業忠誠心を高め職場のモラルを向上させるために、
従業員と企業が一体となれる企業チームを育成しました。

中でも人気種目は野球で、1917年には、
美津濃運動具店が主催した「第一回実業団大会」が開かれました。

紡績会社では、女性社員を教育する手段として女子バレーボール部が創立されました。
これが女性の企業スポーツのはじまりとなり、
東京オリンピックでの「東洋の魔女」につながっていきます。
紡績・繊維産業は女子スポーツを企業イメージの向上や労使対決の緩和、
従業員の士気高揚のための手段として用いました。

 

昭和後期から平成にかけての企業スポーツ

今まで景気が良かった日本の経済が、
昭和後期から平成にかけて停滞してしまいます。
特に、バブルがはじけた後には、多くの企業の成長がストップし、
それに伴って企業スポーツの見直しが進みます。

この時期に多くの企業チームは廃部に追い込まれました。
これ以降、日本におけるスポーツと企業の関わり方は多様化します。

 

企業のスポーツへの進出・支援

現在では、いろんな形で企業はスポーツと関わっています。
スポーツチームを所有する企業、
プロ化されたチームを子会社として持つ企業も存在します。

また、1984年に開催されたロサンゼルス・オリンピック大会を機に、
世界的にスポーツイベントを支援・スポンサーする企業が増え、
オリンピック・ワールドカップなどのメガイベントは儲かるイベントになりました。

また、選手を企業のプロモーションとして活用したり、
競技会の名前に企業名や商品名を冠する「冠大会」も増えました。

これまでのオリンピックなどで多くの日本人選手が活躍しています。
国際大会の代表選手を輩出するような国内トップレベルの企業チームは、
多額の活動経費を必要とすることから、社内的な理解が得にくく困難となり
縮小・休部の対象となる場合が発生します。

しかし業績の良い企業や、知名度といった企業イメージを高めたい企業にとっては、
企業チームを持っことやスポンサーになること等による
広告宣伝効果は少なくありません。

 

日本企業とスポーツの関わりは、時代によって形こそ変わってきましたが、
深く密接にかかわっています。
企業はスポーツを利用して、スポーツは企業を利用して、
win-winの関係をこれからも築き上げていく必要があります。

 

 

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・引用参考文献
小林秀一(2007):企業スポーツの現状と求められる役割についての一考察
http://ci.nii.ac.jp/els/contents110007053995.pdf?id=ART0008982832