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2017年10月20日
【コラム】青少年とスポーツ

前回のコラムの内容を踏まえ、今回は青少年とスポーツについて書いていきたいと思います。

青少年とスポーツの現状(部活動とは)

今回は、青少年(主に中高生)のスポーツを題材に挙げたいと思います。
その年代のスポーツと聞いて一番最初に思い浮かぶものは、
間違いなく部活動でしょう。

部活動は、中学校や高校の指導要領にも書かれている
学校の課外活動の一環として行われています。

中学校の学習指導要領によると、
「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、
スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感,
連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、
教育課程との関連が図られるよう留意すること。」と書かれています。

このことから部活動というスポーツ活動は、
日本の教育制度においてあくまで勉学に励むための、
学習意欲の向上のために行われている「手段」としての
スポーツであることがここからわかります。

 

青少年とスポーツのこれから

日本体育協会のスポーツ宣言日本によると、
「スポーツは自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化である。」
といわれています。

スポーツが手段として使われてきた時代から
スポーツをすることが目的へと変化してきた現代において、
スポーツを学習意欲の向上のための手段として利用する部活動は、
現代におけるスポーツの意義とずれているのではないでしょうか。

文部科学省が実施した、運動部活動の在り方に
関する調査研究報告(平成9年12月)によると、
運動部の生徒に「運動部活動をしていてどのようなことに悩んでいるか」を聞いたところ
(最大3つまで回答可)

中学生では,
「疲れがたまる」(28.9%)
「休日が少なすぎる」(27.2%)
「遊んだり勉強する時間がない」(25.4%)
「活動場所がせまい」(19.8%)
「思うほどうまくならない」(15.2%)の順であり,

高校生では,
「疲れがたまる」(32.8%)
「遊んだり勉強する時間がない」(32.1%)
「休日が少なすぎる」(28.7%)という順番になっています。

学習意欲を向上させるために部活動を実施しているのにもかかわらず、
勉強する時間がないという悩みを抱えている生徒が
とても多い現状がここから分かります。

生涯スポーツという観点から考えると、そもそも
「生涯を通じて自己の能力や志向に応じて豊かにスポーツを享受することのできる環境づくり」
が生涯スポーツ社会実現の近道であるとすれば、
青少年の年代に提示できているスポーツをする環境は、
部活動が大きな割合を占めており、それ以外の活動はなかなか広がっていない状況にあります。

部活動は、競技志向、勝利主義の部が多いように思えます。
例えば、民間のフィットネスクラブが中高生向きに、
楽しみながら自己を高められるスポーツをする環境を整備する等、
「様々な志向に応じて豊かにスポーツを享受できる環境作り」が求められています。

 

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プロスポーツとアマチュアスポーツ

スポーツ基本法について

 

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・引用参考文献
日本体育協会:スポーツ宣言日本文部科学省:中学校学習指導要領文部科学省:運動部活動の在り方に関する調査研究報告